ロッテ・佐々木朗希 初実戦は三者凡退「野球ができていることに感謝」

 6回、ビシエドを三振に斬りガッツポーズを決める佐々木朗(撮影・開出牧)
 6回、プロ初マウンドで力投する佐々木朗(撮影・開出牧)
 6回、京田を一ゴロに打ち取りベースカバーに走る佐々木朗(撮影・開出牧)
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 「オープン戦、ロッテ3-2中日」(12日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテ昨年のドラフト1位のMAX163キロ右腕・佐々木朗希投手がプロ入り初の実戦登板を果たした。六回の1イニングを無安打、無失点のデビューを飾った。

 「すごく楽しかったですし、今こうやってプロ野球選手としてマウンドで投げて野球ができていることをすごく感謝しています」

 ベンチから登場、その名がコールされると大きな拍手が起こった。登場曲、あいみょんの「今夜このまま」が流れる中、投球練習を行った。

 「(マウンドに)立つまでは緊張したんですけど、立ってからは集中して投げることができたかなと思います」。

 先頭の2番・京田には149キロの内角高めの直球で一ゴロ。3番・阿部は3ボール1ストライクから150キロの直球で詰まらせて遊ゴロ。4番・ビシエドに対しては152キロの外角いっぱいの直球で見逃しの三振に仕留めて小さくガッツポーズ。最速は153キロ。笑顔でマウンドを降りた。

 ガッツポーズの理由を問われて「結果的に三振がとれたのと、三者凡退で抑えることができたので安心したのが一番ですね」と振り返った。

 1年目の昨年は春季キャンプから1軍に帯同したが、実戦で登板する機会はなかった。東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市出身。11日の楽天戦前には黙とうをささげ、「自分が勇気や希望を与えられる存在になりたいと思う」と話していた。

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