岡田彰布氏 ヤクルトは村上の後を打つバッターがキーマン、山田5番もあり

 阪神、オリックスで監督を歴任したデイリースポーツ評論家の岡田彰布氏(63)が、虎のライバルとなるセ5球団の現状を分析する。第3回はヤクルト。

  ◇  ◇

 阪神と開幕戦でぶつかるヤクルトのキーポイントは「5番打者」と言っていいだろう。21日の楽天戦を見たが、4番・村上は非常に力強いスイングをしている。昨季全試合に出場し、打撃主要3部門でリーグトップクラスの成績を残した。最高出塁率のタイトルも獲得し、さらなる飛躍が期待される。

 それだけ4番がしっかりしているからこそ、後ろを打つ5番バッターが重要になる。ここが確立されなければ、好機の場面で村上が歩かされるケースは増えてくると思う。現状、ポイントゲッターとして外国人選手や内川らが候補になるとみられるが、ここが機能するか否かが得点力のカギを握る。

 仮に助っ人勢が間に合わないとなれば、一つの案として山田を5番に据えるのも手段の一つと考えられる。ここから開幕に向けて状態が上がってきて、クリーンアップの後ろを託すことができれば、村上が勝負を避けられる場面も減る。

 そして課題となるのはやはり先発投手陣だ。現状で実績を持つのはベテランの石川と小川のみ。スターターとして期待される外国人2人の合流見通しも立っていない中で、新人や若手など未知数なメンバーでローテーションを組んでいかなければならない。昨季のチーム防御率はリーグワーストの4・61。こちらも外国人勢が加わってくるまで、開幕から踏ん張れるかが重要だ。

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