岡田彰布氏 DeNAは外国人2人と今永の復帰まで踏ん張れるか

 2軍戦を視察するDeNA・三浦監督
 18日にようやく手術後初のブルペン投球を行ったDeNA・今永
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 阪神、オリックスで監督を歴任したデイリースポーツ評論家の岡田彰布氏(63)が、虎のライバルとなるセ5球団の現状を分析する。第1回はDeNA。コロナ禍によりソト、オースティンら外国人勢が開幕に間に合わないことが濃厚となる中、三浦新監督の下、中心選手たちが戻ってくるまでの戦いぶりがカギを握ると指摘した。

  ◇  ◇

 DeNAはラミレス監督から三浦監督に代わったことで、投手を中心とした野球になるだろう。今キャンプでは守備強化に力を入れているという話も聞いた。ピッチャー出身の指揮官だけに、昨年までのような打ち勝つ野球からシフトしていく意識も感じられた。

 ただチーム編成を見れば、やはりソトとオースティンの合流が遅れているのは痛い。コロナ禍の情勢次第では開幕に間に合わない可能性もある。この日のロッテ戦を見たが、スタメンで信頼して中軸を任せることができるのは佐野だけ。外国人2人がいない状況では駒不足という印象はぬぐえない。

 そして前任のラミレス監督は機動力を生かしたり、細かい戦術で得点を奪うような野球をしてこなかった。足を使うなど新たな攻撃パターンを構築していくには、選手の経験なども含めて時間が必要。現状を見る限り、開幕ダッシュが厳しい中で、いかに投手陣を中心に踏ん張っていけるかが序盤のポイントになるだろう。

 先発陣ではリハビリ中の今永が、どれくらいの時期に戻ってくることができるかもカギになる。実績のある中心選手たちが1軍に合流してくるまで、どう戦っていくかが焦点になりそうだ。

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