ヤクルト・村上、21歳誕生日の誓い 4番の“生き字引”内川に学んで「成長」

 「ヤクルト春季キャンプ」(2日、浦添)

 この日、21歳の誕生日を迎えたヤクルトの村上宗隆内野手が、4番としての飛躍を約束した。色紙に「成長する」と力強くしたため、「最下位チームの4番なので、優勝できるチームの4番になれるように頑張りたい」と意気込んだ。

 先輩らの背中を追いかける。今年から過去に何度も4番を背負ってきた内川が加入。「ソフトバンクという強いチームでレギュラーを張られていた方。強いチームのあり方はすごく気になる」と“教育係”に命じられた生き字引に学ぶ。

 「プロに入って今年で4年目。一昨年から1軍の試合に出て、最下位を2年連続で経験している」。主砲の重責を背負い、19年には36本塁打、96打点で新人王。昨年も打率・307、28本塁打、86打点と数字を残したが、チームは2年連続で最下位に沈んだ。今年こそ-。

 勝った喜びより、打てずに負けた試合の方が頭に残る。「どうしてもチームを勝たせて優勝させたいので。聞けることは聞いて、いろいろ吸収して成長したい」。勝利を導く4番となり、鬱憤(うっぷん)を晴らす。

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