ヤクルト・村上の言葉に迷いなし 届かなかったタイトル、来季の目標に

 ヤクルトの村上宗隆内野手(20)がデイリースポーツのインタビューに応じた。今季全試合で4番を担い、巨人・岡本、阪神・大山らと激しいタイトル争いを繰り広げた。初のタイトルとなる最高出塁率やベストナインを受賞。将来的には「未知の世界」という三冠王へも意欲を見せた。昨季まで阪神、今季からヤクルト担当となった記者が、村上と大山にエールを送った。

  ◇  ◇

 昨年までの3年間、阪神担当として大山を取材。今年はヤクルト担当として、村上の飛躍を見届けた。そんな二人が繰り広げたタイトル争い。球場で何度も胸が熱くなった。

 シーズンも終わりに近づいたころ。「タイトル取れたらいいな」と何気なく村上に声をかけた。だが、村上はこう言った。「難しいですよ。もし僕が今1位にいたら、絶対に譲りたくないですから」。追う背中には最後まで届かなかったが、悔しさは来季の目標に変わった。

 村上が紡ぎ出す言葉には、一切の迷いがない。4番の重圧を20歳で背負う覚悟と自覚。「常に打ちたい」。ライバルでもあり、同志でもある。村上も、大山も頑張れ、負けるな-。(デイリースポーツ・ヤクルト担当・松井美里)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス