日本野球機構（ＮＰＢ）は２日、１２球団の保留者名簿を公示。楽天の外国人選手ではＪ・Ｔ・シャギワ投手（２９）、Ｄ・Ｊ・ジョンソン投手（３１）、ステフェン・ロメロ外野手（３２）、ジャバリ・ブラッシュ外野手（３１）が名簿から外れ、自由契約となった。

　オリックスから移籍のロメロは今季１０３試合出場、打率・２７２、２４本塁打、６３打点の成績を残した。石井一久ＧＭ兼監督は現状について「シーズン中から交渉の話はしている。段階で言えば宮城とロサンゼルスぐらいの距離感はある。今契約を急いでまとめる必要はないのかなと」と説明した。

　シャギワ、ジョンソンの両投手には「契約のところ（交渉）は行っていない」とし、退団となる見込み。今季は故障の影響で打率・２３５、２本塁打のブラッシュについては「交渉をしている段階ではないが、アメリカのＦＡ選手の状況も考えて。首や背中の張りで（今季終盤は）出場機会がないまま終わっているのも１つの不安材料」とし、他の候補選手の状況も見ながら判断していくとした。

　また、石井ＧＭは複数年契約の宋家豪投手（２８）と、新たに単年で契約を更新したアラン・ブセニッツ投手（３０）が来季も残留することも明言した。