日本ハムのドラ4・細川が仮契約 引退時に「泣いてもらえる」選手目指す【NPB】

 日本ハムからドラフト4位で指名された細川凌平内野手(18)=智弁和歌山=が30日、和歌山市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金3500万円、年俸520万円で仮契約を結んだ(金額は推定)。背番号は未定で、後日球団から発表される。

 仮契約を終えた細川は「ここからが勝負。そのスタートラインに立てたなという気持ちです。プロの世界に入るまでにしておかないといけないことがたくさんある。必死で準備したいと思います」と、改めて覚悟を口にした。

 強豪・智弁和歌山では、1年時から中堅のレギュラーとして試合に出場し、主将に就任した2年秋に遊撃手にコンバート。まだ経験は浅いが、持ち前の対応力の高さで“走攻守がそろう内野手”として評価を受けた。中でも、50メートル走5秒台の俊足が持ち味で「スピードを生かして、盗塁王を獲りたい」と高い目標に目を輝かせた。

 また、小さい頃から阪神ファンで、何度も甲子園に通いレジェンドたちの引き際を見てきたという細川。「藤川さんとか金本さん、いま阪神の監督をされている矢野さんみたいに、引退するときに泣いてもらえるようなファンに愛される選手になりたい」。これまで高校野球界で輝きを放ってきた細川が、次はプロ野球界を代表する選手になるために-。これからも高い志を持って、成長を続けていく。

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