イチロー氏「球が速くなっちゃった」引退してなお進化 投手の練習も

新聞大会で講演するイチロー氏=ポートピアホテル(撮影・山口登)
講演するイチロー氏(右は三田友梨佳アナウンサー)=ポートピアホテル(撮影・山口登)
笑顔を見せ公演するイチロー氏=ポートピアホテル(撮影・山口登)
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 米大リーグ、マリナーズなどで活躍したイチロー氏(47)が26日、神戸市内で開催された日本新聞協会主催「第73回新聞大会」での記念講演に出演。現在も厳しいトレーニングを重ねており、球速がアップしたことを明かした。

 やはりストイックだ。現役引退時もトレーニングを続けていく考えを示していたイチロー氏が体を鍛えている現在の様子を紹介した。「現役の時よりキツいですね。トレーニングは。(自身)どうなるかを見てみたい」と意図を説明する。

 衰えるどころか、47歳にして進化していた。「球が速くなっちゃたんです。ピッチャーの練習もしてるんですけど」。大事なのはトレーニングと共に体の使い方。「研究といっては大げさですけど、自分の体を使って実験している状態」と、現役時代さながらの貪欲な姿勢を見せた。

 イチロー氏といえば、引退後に草野球でプレーし話題を呼んだ。2019年12月には、ほっともっとフィールド神戸で智弁和歌山中・高の教職員チーム相手に軟式球で対戦。知人らと結成した草野球チームで先発マウンドに登り無四球完封を披露していた。

 日本に滞在していた今夏は都内でランニングしてたという。「皇居に走りに行ったんですよ」とイチロー氏。周囲の市民ランナーに気付かれそうだが「夜中の11時半なので誰もいないんです」と話した。

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