阪神、藤原オーナーが社長兼任へ 球団で初、揚塩氏辞任受け

 プロ野球阪神は20日、藤原崇起オーナー(68)が12月1日から球団社長を兼任すると発表した。両役職の兼任は阪神球団で初めて。大阪市内の阪神電鉄本社で取材に応じた藤原オーナーは「総合的に考えて、私がやるということが今の一番いいやり方。すごく緊張感がある」と表情を引き締めた。

 チーム内で新型コロナ感染者が続出した責任を取り、10月に辞任を表明していた揚塩健治社長(60)の後を引き継ぐ。現場により近い立場で球団運営に携わることで、課題を把握しやすくすることも期待され「現場の実態が分からないと判断できない。一生懸命話を聞いて、肌で感じて考えていきたい」と語った。

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