阪神・大山 全試合フルイニング出場宣言!8時間猛烈トレ 真の主砲目指す!

 室内練習場でロングティーを飛ばす大山
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 「阪神秋季練習」(17日、甲子園球場)

 阪神・大山悠輔内野手(25)が17日、甲子園で行われた秋季練習で合計8時間の猛練習を行った。矢野監督ら首脳陣の期待に応えようというリーダーの自覚も十分。グラウンドの練習ではチームの先頭に立って仲間を鼓舞した。プロ5年目となる来季へ、全試合フルイニング出場を目指すと宣言。走攻守全てでレベルアップを図り、キャリアハイの成績を残す。

 私服姿の大山が帰りの駐車場に現れた午後6時頃、日はすっかり暮れていた。秋季練習の第1クール最終日。午前10時の練習開始から、クラブハウスでの治療も含めて合計“8時間トレ”を敢行だ。キャンプさながら猛練習の秋を過ごし、来季へ目をぎらつかせた。

 「今年の成績は来年絶対超えないといけないと思っています。自分の中の数字というのはあるので、そこを超えるためにやっていかないといけない。それでも不安しかない。不安と戦う中で練習していかないといけない。もう来シーズンの戦いは始まっている。秋季練習から一球一球、無駄にしないようにやっていきたい」

 悲壮感さえ漂う言葉が決意の表れだ。この秋、大山の行動からリーダーの自覚がにじみ出ている。14日は休日を返上して室内練習場で打ち込むと、秋季練習初日の15日も甲子園にチームで一番乗り。この日もアメリカンノックの内野版「コロンビアノック」でリーダーシップを発揮した。ゼーゼーと息を切らしながらチームの先頭に立った。

 「(来年)5年目なので。後輩もいますし、引っ張っていくというか、一緒に頑張っていかないとチームは強くならないと思う。いい姿を見てもらうためには、自分がしっかりやらないといけない」

 今季は開幕ベンチスタートも116試合に出場し、打率・288、リーグ2位タイの28本塁打、85打点。キングには届かなかったが、巨人・岡本らと激しいタイトル争いを演じ、シーズン終盤は4番も奪い返した。この経験を生かし、来季こそ「全試合フルイニング出場」の目標を達成する。

 「今年(試合に)出られなかった悔しさを持っていかないといけない。来年はスタートから全試合フルイニング出場できるにはどうしたらいいかというのも、もう一回考えてやりたいと思います」

 2021年シーズンも「4番・サード」の最右翼だ。「1試合必死にやる、プラスアルファで何かをやっていかないといけない」。現状維持に進歩はない。真の主砲へ、走攻守全てレベルアップを図り、答えを見つけ出す。

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