日本ハム・栗山監督が続投 リーグV2度手腕評価「しっかりやり切ろうと思っている」

来季の続投が決まった栗山監督(代表撮影)
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 日本ハム・栗山英樹監督(59)の来季の続投が17日、決まった。

 この日、川村球団社長とともに東京都内の日本ハム東京支社を訪れ、畑オーナーにシーズン終了を報告。球団からの続投要請を受諾し、10年目となる21年シーズンの1年契約で合意した。

 今季チームは53勝62敗5分で5位。北海道移転後初めて2年連続のBクラスに沈んだ。この結果に対し、栗山監督は「本当に自分でいいんだろうかというのを考えなきゃいけないという感じだった」と当初は続投要請を受けるか迷ったことを明かした。

 一方で球団側は今季のチーム活動に、新型コロナウイルスが与えた影響を考慮。1軍が北海道、2軍が千葉・鎌ケ谷と離れており、他球団よりも開幕前の全体練習を再開するタイミングが遅れ、難しい調整を強いられた。また9年間でリーグ優勝2度、Aクラス5度に導いた指揮官の手腕に信頼を寄せている。

 栗山監督は、「自分に能力があるとは本当に思わないんだけど、ここまで経験させてもらった自分の失敗を生かし切ってチームに落とし込まなかったら意味がない。何にも恩返しできていない。日本ハム本社にも球団にも、そこに関してはしっかりやり切ろうと思っている。そこの覚悟は強い」と5年ぶりのV奪還を目指し、不退転の決意を示した。

 畑佳秀オーナー・コメント「全ての球団が同じ条件だったとはいえ、開幕延期やコンディション調整など新型コロナウイルス感染症に直面しながらの舵取りは極めて難しいものだったと理解しています。思い通りいかなかった歯がゆさ、悔しさは誰より栗山監督が感じており、それを晴らしたいという思いを最も強く抱いているのは監督自身です。これまでも信念を貫き通すだけでなく、結果で示されてきました。10年目という1つの節目を迎え、これまでの集大成を見せて頂けると信じて栗山監督に2021年のファイターズを託します」

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