小松・古本号泣 延長12回サヨナラ打浴びる クールダウンも涙で中断

 「秋季高校野球四国大会・準決勝、聖カタリナ3-2小松」(31日、春野球場)

 延長十二回、激闘の幕切れ、サヨナラ打を浴びた古本裕大投手(2年)は涙を止められなかった。

 先発の越智海斗投手(2年)から六回にマウンドを引き継いだ古本は毎回走者を背負いながら、得点を許さなかった。七回、失策も絡んで迎えた無死満塁のピンチも無失点で切り抜け、マウンドで雄たけびを上げた。しかし延長十二回、2死一、三塁から堀越璃雄内野手(2年)に右翼線に落とされて敗戦。試合後、クールダウンのためのキャッチボールは涙で何度も中断した。

 宇佐美秀文監督(63)は「ピッチャーは良く(失点を)止めてくれた」と、越智、古本両投手をねぎらった。一方で、十一回の送りバントで併殺を取られるなど「いい試合はできたが、ミスや細かい部分が勝敗を分けた」と、あと一歩が届かなかったことを悔やんだ。

 センバツ出場を確実なものとはできなかった。三回に先制適時打を放った主将の赤尾颯斗外野手(2年)は「試合で出せた力を自信に変えて、一からやっていきたい」と、吉報を待ちつつのレベルアップを誓った。

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