中日・大野雄 連続イニング無失点45でストップ チームは3位後退

 「阪神3-1中日」(29日、甲子園球場)

 シーズン連続イニング無失点の記録はあっけなく途切れた。前回登板までにセ・リーグ5位の45に伸ばした中日・大野雄は一回にいきなり2失点。西勇とのエース対決にも敗れ「ロースコアになると思い、マウンドに上がったが、3失点で降板してしまい、申し訳ない」と6敗目を悔いた。

 冷え込んだ甲子園での立ち上がり。近本を追い込みながら変化球を右前に打ち返され、一塁からスタートを切られて揺さぶられた。糸原にファウルで粘られた末に右中間へ適時二塁打。1カ月以上、スコアボードに0を並べ続けてきたサウスポーは、近本の本塁生還を苦笑いで見詰めた。

 三回にも2死無走者から失点。与田監督は「6回3失点は合格点」と気遣ったが、チームは3位に後退。再浮上にはエースの奮闘が欠かせない。

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