中京大中京・高橋、ドラフト前日に後輩の試合観戦「いい報告ができるように」

 中日が1位指名を公表した中京大中京・高橋宏斗投手(18)は平常心を保っていた。ドラフト前日の25日、「緊張はない。自分が今までやってきたことを信じて、臨みたい」と冷静に、そして力強く思いを語った。

 この日は三重県四日市市の霞ケ浦球場で行われた秋季高校野球東海大会準々決勝の中京大中京-海星を観戦。18年秋に五回コールド負けしたこともある球場に「感じることは多かった。自分を成長させてくれたチームを見て、感謝の気持ちを忘れないようにしようとした」と話した。

 試合は中京大中京が七回コールド勝ち。「ずっとともに練習してきた後輩の成長した姿が見られて誇らしい。刺激を受けた」と話し、甲子園まであと1勝に迫った後輩に「頑張ろうと思えるような。いい報告ができるように」と語った。

 「下半身を一回りも二回りも大きくしたい」。現在はウエートトレーニングや走り込みをメインに練習に取り組んでいる。さらなるレベルアップを図る右腕は必ず吉報が届くと信じて待つ。

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