巨人・岩隈「悔いなくやらせてもらった」引退会見 原監督とグータッチ

 引退会見を行った岩隈(撮影・中田匡峻)
原監督(右)とグータッチを交わす巨人・岩隈(撮影・中田匡峻)
引退会見を行った巨人・岩隈(左)は原監督と笑顔で写真に納まる(撮影・中田匡峻)
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 巨人の岩隈久志投手(39)が23日、都内で引退会見を行った。

 99年度ドラフト5位で近鉄に入団し、楽天、マリナーズ、巨人で21年間プレーした岩隈。巨人での2年間は1軍での登板機会なく終わったが「最後の最後まで挑戦させていただいたことに感謝しています。短い間でしたが、ありがとうございました。たくさんの方々にご支援をいただいて、勇気をもらい戦ってこれたことに感謝を申し上げます」と思いを述べた。

 晩年は手術した右肩のリハビリで専念することになった。10月にはシート打撃に登板し右肩を脱臼。「今年ダメだったら、引退だし、それよりも1軍で投げるという思いでやらせてもらった。悔いなくやらせてもらった」と振り返った。

 思い出に残っている試合を振り返り「たくさんのドラマがあったと思う。球界再編で楽天に移籍し、開幕投手をさせてもらった。第1試合目で勝利を挙げられたのは思い出。2011年の大震災の時も開幕投手をさせてもらった。東北の皆さんが苦しんで戦っている時にその試合をみんなで勝てたことが楽天の時の思い出」と明かした。

 会見には原監督も同席。1軍での登板は叶わなかったが「この2年間、若い選手、コーチを含めて懸命にリハビリ、立て直す姿は手本になった。大きな財産を作ってくれた」とねぎらいの言葉をかけ、グータッチした。

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