履正社・関本がプロ入りへ不安明かす 父・賢太郎氏からは「信じるだけ」と激励

 プロ入りを目指す履正社の小深田大地内野手、関本勇輔捕手、内星龍投手、田上奏大投手(いずれも3年)が22日、大阪府豊中市の同校で取材に応じ、26日に迫ったドラフト会議への意気込みを口にした。

 高校通算35本塁打をマークする小深田は、尊敬する先輩・井上広大(阪神)と同じ舞台でのプレーを熱望した。「偉大な先輩から(主砲を)引き継いだので、恥じないように、負けないようにっていう気持ちでこの1年間やってきた。対戦してみたい気持ちと(同じチームでという気持ちは)五分五分くらい。また一緒に野球がしたいです」。

 また、関本は阪神OBでもある父・賢太郎氏から「もう信じるだけじゃないか」と声を掛けられたことを明かした。「今は不安しかない」と本音をこぼしつつも、「グラウンドを支配できる捕手になりたい」と力を込めた。

 最速148キロで安定感抜群の投球を武器とする内は、「かかってもかからなかったとしても、どっちでもいいようにしている。緊張感はありません」と冷静に運命の日を待っている。

 一番最後にプロ志望届を提出した田上は、昨年病を患いながらも、支えてくれている母・由香さんのためにプロ入りを目指す。投手を始めたのはコロナ自粛中から。公式戦での登板経験もないが、最速150キロをマークするなど、伸びしろは未知数だ。「ダルビッシュさんみたいな投手に。最終的にはメジャーリーガーになりたい」と大きな夢を持ち、指名される瞬間を待つ。

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