巨人V足踏み3連敗 原監督、攻撃陣に苦言「ちょっとつながりが悪い」
「ヤクルト2-1巨人」(21日、神宮球場)
リーグ連覇を目前に足踏みが続く。巨人は逆転負けを喫し、雨天中止と引き分けを挟んで3連敗。5戦連続勝ちなしで優勝マジックは「7」のまま、最短Vは25日に延びた。原監督は「ちょっとつながりが悪い」と攻撃陣に苦言。今が踏ん張り時だ。
石川の緩急自在の投球に幻惑され、四回2死で坂本がソロを放つまで一人の走者も出せない苦しい展開。1点リードの五回にはスクイズで追加点を狙ったが、大城がバントを空振りして好機を逸した。「あそこは何とか当ててもらいたい」と指揮官。2点目が遠く、流れは燕に傾いた。
力投を続けていた先発の高橋が1点を守り切れず、六回に暗転。1死二塁から村上に逆転2ランを浴び、試合をひっくり返された。
10月に入り7勝9敗2分け。原監督は「全員が粘り強く戦っていますよ」と前向きに語る一方、「もう一つというところがね。なかなか出ない」とつながりを欠く攻撃陣を嘆いた。歓喜の瞬間まであと少し。試練を乗り越え、さらに強くなる。