DeNA・佐野 3戦連発18号 チームは7カードぶり勝ち越し

 「ヤクルト6-9DeNA」(14日、神宮球場)

 ハマの4番がまたも神宮の夜空に放物線を描いた。4-0の五回、DeNA佐野が、ここまで2三振に抑えられていたヤクルト先発・石川のシンカーを捉え、右翼席への18号ソロ。自身2度目の3試合連発となった。貴重な中押し弾となり「甘い球をしっかりと捉えられたのが良かったなと思います」とうなずいた。

 前夜同様に3打席目での一発。好機で巡った1、2打席に凡退したのも同じだった。「早い回のチャンスで打てないとダメ」と自身に注文をつけた佐野。「5打席の中でたまたま一本出て、あとの打席の内容が僕の頭の感覚とはずれているので、しっかりと修正したい」と上昇カーブ再現を見据えた。

 チームに複数本塁打が出れば10試合連続でリーグ新記録だったが、佐野の1本のみで記録は途絶えた。だが、9月26、27日以来の連勝で、7カードぶりの勝ち越し。残り20試合。「前の日より打撃が上達したというのを積み重ねて最後までやっていきたい」。首位打者の初タイトルとチームの勝利を最後まで追う。

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