巨人・ビエイラ、1回無失点 原監督の評価急上昇「制球力含めてよくなっている」
「中日3-2巨人」(12日、ナゴヤドーム)
今季7度目の1点差での惜敗となった巨人だが、八回から5番手で登板したビエイラが1回無失点の好投。成長著しい27歳のブラジル人助っ投を原監督も評価した。
右腕は八回からマウンドに上がり、2奪三振をマーク。1回を無失点に封じた。安打は1本許したが、一塁手・ウィーラーの股の間を抜けるアンラッキーなもので、木下拓を見逃し三振に斬ってイニングを完結させると、胸をたたいて、雄叫びを上げ、派手に喜びを表した。
9月22日に1軍再昇格を果たすと、そこから7試合に投げて、失点は10日・中日戦の1点のみ。原監督は「非常に制球力含めてよくなっている。すごく良い経験というかね。なんとなく糧としながら進んでくれている感じはしますね」と話した。ブルペン内での序列も「今はデラ(ロサ)の前、今は高梨と同じ位置にいるということですね」と評価は急上昇している。今季自身最速が163キロという剛腕がシーズン終盤で存在感を示してきた。