巨人 貯金30で2度目足踏み 田口チームワースト5敗目で抹消
「巨人3-6DeNA」(7日、横浜スタジアム)
巨人・原監督はマウンド上を凝視した。「四球がらみになるとしんどいね。同じような風景が多過ぎますね」。先発の田口が六回途中8安打5失点(自責点4)でKO。チームワースト5敗目を喫した左腕の登録抹消を決めた。
1点リードの六回。先頭の宮崎に左中間へ二塁打を許し、続くオースティンに四球を与えた。佐野の一ゴロで併殺を狙ったが、右足の張りで欠場した坂本の代役遊撃手・吉川尚が一塁へ悪送球。同点に追いつかれ、その後2者連発を食らった。
一方で左肘痛から復帰した高橋が猛アピール。七回から今季初の1軍マウンドに上がり、2回2/3を2安打1失点6奪三振と存在感を示した。「非常にいいですね。それが収穫かな」と指揮官。田口に代わる14日・広島戦の先発候補に浮上した。
今季最多の貯金30には2度目の足踏みとなったが、原監督は「まあ、また明日頑張ります」と既に次戦を見据えている。2位の阪神が負けたため、リーグ連覇へのマジックは一つ減って15。独走Vへの歩みは止まらない。