市和歌山、来秋ドラフト候補バッテリーの活躍で5年ぶり6回目の優勝

 「秋季高校野球和歌山大会・決勝、市和歌山8-2和歌山東」(4日、紀三井寺公園野球場)

 市和歌山が5年ぶり6回目の優勝を果たした。来秋ドラフト候補となる2人、最速152キロ右腕の小園健太投手(2年)が2番手で7回3安打13奪三振無失点の好投を見せると、「4番・捕手」の松川虎生主将(2年)は、高校通算30号となる逆転3ランを含む2安打4打点を挙げるなど、優勝を導く活躍を見せた。

 1点を追う展開の三回から小園が登板。「流れを持って来ようと思って全力でいきました」と、三回を3者連続三振で切り抜けると、続く攻撃で松川が応えた。三回2死一、三塁から左中間への逆転3ランを放ち「いったとは思わなかったですけど、いってくれと思いました。感触はめちゃくちゃ良かったです。ホームランの意識はなかったですけど、全員がつないでくれたのでつなぐ意識で」と笑顔で振り返った。

 松川は通算30本塁打となったことに「目標にしていた30本なのでそこに乗せられたのはうれしいです」と喜び、「1年生のころから30本を目標にしていて、2年になった時に半田先生(監督)から『30本打たないとお前はプロがないぞ』と言われていたので。(次の目標は)50本です」と力を込めた。

 将来に関しては「高卒でプロは僕の目標です」と話し、その松川の目標に対し、四回以降もゼロを並べて勝利に貢献した小園も「一緒です」と力強く話した。次は近畿大会。プロ注目のバッテリーから目が離せない。

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