10月26日のドラフト会議まで1カ月を切った。新型コロナウイルスの影響で、前例のない混沌(こんとん)とした様相を呈するドラフト戦線で、要注目となる候補選手を3回にわたって紹介する。最後は高校生編。
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明石商の絶対的エース・中森俊介投手は、今秋ドラフト1位候補の呼び声高い本格派右腕だ。最速151キロを誇る直球に加え、精度の高いスライダーやチェンジアップなどの変化球を巧みに操る。甲子園交流試合でも9回を5安打2失点9奪三振で完投し、素質の高さを見せつけた。「もっと上のレベルで野球がやりたい」とプロ入りへ気合は十分だ。