上武大・佐藤150キロに4球団驚き リーグ戦登板経験なしの剛腕ドラフト戦線急浮上
「オープン戦、明大8-7上武大」(28日、明大グラウンド)
無名の剛腕がドラフト戦線に急浮上しつつある。上武大・佐藤蓮投手(4年・飛龍)が28日、東京・府中市での明大戦に登板。2回2失点ながらNPBスカウトの計測で150キロをたたき出すなど、潜在能力の高さを披露した。
まさにダイヤの原石だ。入学後に右肘を手術した影響で、関甲新学生リーグではいまだ登板なし。ただ「自分のフォーム、体のバランスとかを見直そう」とコロナ禍での個人調整期間で急成長し、最速は152キロまでアップした。
この日も大台に到達し、視察した広島など4球団のスカウトを驚かせた。楽天・後関スカウト部長も「ボールは強い」と評価。大型右腕は「最初で最後のアピールの場」と今秋に全てを懸ける。