「オリックス３－５ロッテ」（２８日、京セラドーム大阪）

　逆転負けで中嶋聡監督代行は３連勝のあと４連敗となった。

　山崎福がマーティンの２発に沈み、打線も２併殺などで３点止まりに終わった。

　特に四回は安達が、五回は大城が、いずれも先頭打者が安打を放ちながらも遊ゴロ併殺打で好機をつぶした。

　中嶋監督代行は「ヒットで出れば、バントすればゲッツーがない。じゃあ、どういう打撃をしていくべきなのかというのが考えどころ。これをみんなで考えていったらいい。打ち場所、右に打ったりができない選手たちじゃない。それを簡単に引っ張ってしまったりはもったいない。そこは反省点なので。そこをうまくやっていったらつながるわけです。一、三塁をどうやって作るかが大事になってくると思う。ただ二塁にランナーを置くだけじゃなくて」

　目指す野球は無死一塁からバントで得点圏に送るものではない。安打で一、三塁とチャンスを広げて、ビッグイニングを作り出す攻撃だ。

　シーズンは６０試合を終えて後半戦に入る。

　「もう半分終わったと思うんですけど。じゃあ半分をどう過ごすか。この次の半分も同じようなことをしていたら、もうどんどん借金は増えていくだけ。じゃあ来年につながるか、再来年につながるかという話のときにどうつなげていくかもある。そこに関しても前向きに捉えていくしかないので。いままで半分と言ってくれるなら、これからの半分をどう戦うか」

　代行就任以降は３勝４敗。残り６０試合でこれまでと違う姿を見せ、来季以降につなげる。