東海大相模・鵜沼、2戦連発高校通算30号 甲子園での敗戦バネに決勝進出

8回、2ランを放ち、雄たけびを上げる東海大相模・鵜沼魁斗(撮影・伊藤笙子)
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 「高校野球神奈川大会・準決勝、東海大相模7-1三浦学苑」(22日、横浜スタジアム)

 東海大相模が今秋ドラフト候補の鵜沼魁斗外野手(3年)の豪快弾でトドメを刺し、決勝に進出した。5-1の八回無死一塁での第5打席。「ショート、セカンドの頭を意識して」と振り抜いた打球は弾丸ライナーで左中間に着弾した。

 19日の準々決勝から2試合連発となるアーチで高校通算30号に到達した。悠々とダイヤモンドを一周できたのは、聖地で敗れた宿敵の執念に感化されたことが大きい。17日の甲子園交流試合で大阪桐蔭と戦い、「簡単に三振しない。絶対にバットに当ててきた」と刺激に変えた。

 悔しさを糧にチームで早朝からバットを振ってから試合に臨んでいる。この日も打撃練習をこなしてから球場入り。「常に2ストライクだと思ってバッティング練習していました」とカウント1ボール2ストライクと追い込まれてからの節目の一発につながった。

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