ロッテ 単独首位!球団7年ぶりの30勝パ一番乗り 鷹にあと2つ勝つ!

 「ロッテ7-3ソフトバンク」(21日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテは一丸になって宿敵のソフトバンクを倒した。勝利の瞬間、本拠地が大きな拍手と声援に包まれた。1分けを挟み4連勝で単独首位に浮上。8月以降で単独首位に立つのは1970年以来(73~82年の前後期制を除く)、50年ぶりだ。

 試合後の井口監督が頬を緩めて選手をたたえた。「球自体、みんなしっかり見えている。いい形で打線がつながった」。14安打7得点。三回から八回まで全てのイニングで得点を奪って、相手にジワジワとダメージを与えた。

 重要な舞台で中軸も奮闘した。4番・安田が三回に適時二塁打を放つなど3番・マーティン、5番・井上を含めたクリーンアップ全員が打点をマークしてチームを鼓舞した。

 主軸だけではない。3-3の六回2死一、二塁の場面では角中が勝ち越しの中前打を放った。単独首位浮上に貢献した経験豊富な男は「目先の勝利と終わった時に上にいることだけを考えている」と先を見据えた。

 快勝し、13年以来7年ぶりの30勝リーグ一番乗りとなった。だがチームに慢心はない。「挑戦者の気持ちで戦っていきたい」と常々、語ってきた指揮官。「(ソフトバンクと)あと2つある。2つ勝てるように」。一戦一戦の勝利だけを目指し、頂点に立つ。

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