巨人・増田大 野手が投手に!ビックリ0封 原監督の秘策に聖地騒然

 「阪神11-0巨人」(6日、甲子園球場)

 甲子園が騒然となった。巨人・堀岡が中谷に満塁本塁打を被弾し、スコアは0-11。敗戦が確定的となった八回1死走者なしの場面で、内野手の増田大がマウンドに上がった。プロ初登板は2/3回を無安打1四球無失点で、この回を完了させた。

 大敗の展開ながらベンチに戻るや、ナインから拍手で迎えられた。「緊張というか、甲子園で投げられるっていうのがすごくうれしくなりました」。敗戦にも貴重な体験にうっすら笑みを浮かべた。

 日本では少ない野手登板。実は原監督が温めていた策だった。増田大は「メジャーでもあるし、いつかどこかで絶対でてくるから。一応、頭に入れておけ」と後藤野手総合コーチから指示を受けていたという。徳島・小松島高校時代は投手。堀岡が植田への押し出し四球後、キャッチボールをしていた増田大に原監督から「肩はできた?」と声をかけられ「大丈夫です!」と二つ返事。最速138キロにスライダーを織り交ぜた無失点投球を原監督も「堂々とね。ストライクが入るのはまさにユーティリティー。見事だね」と称えた。

 もっとも6連戦中に無駄な救援陣を起用したくない狙いもあり、打たれた投手にはご立腹。「連戦、連戦、連戦の中であそこはフォローアップする投手はいない。一つの作戦だからね。堀岡を投げさせることは、はるかに失礼」。阪神3タテを逃し、悔しがった指揮官。敗戦処理の野手登板は苦肉の策だった。

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