DeNA・山崎 七回配置転換も0封 ラミレス監督「状態は上向き」
「巨人2-3DeNA」(29日、東京ドーム)
試合を締めくくるいつものポジションではない。それでも、DeNA・山崎は鬼気迫る表情で投げた。1点リードの七回から3番手で登板し、1安打無失点。代役守護神を務めた三嶋は、最終回を三者凡退で締めてプロ初セーブをマークした。
山崎にとってクローザーからの配置転換は2017年以来、3年ぶりとなったが、勝利のバトンを懸命につないだ。1死から内野安打に盗塁、暴投で2死三塁のピンチを招いたが、最後は坂本を中飛に仕留めた。
ラミレス監督は「彼なので、負けている時に使うことは考えていなかった。そこがポジティブなところ」と説明。「ツーシームの動きもよくなっていた。状態は上向きなのかなと思います」と今後もリードした場面の勝ちパターンで投入し、復調を促す方針だ。
九回に登板した三嶋は「いつもと変わらずベストの投球をすることを考えていました」。指揮官は「今日の投球はすごく印象的だった」と評価しつつも、今後のクローザー起用は未定とした。