オリックス【きょうは何の日】1988年、65試合目でやっと、チーム初セーブ
「ロッテ4-6阪急」(1988年7月10日、秋田球場)
延長十回に阪急がロッテ・牛島和彦を攻め石嶺和彦、山森雅文の連打で2点を挙げた。
最後はロングリリーフの古溝克之からルーキー伊藤敦規が締め初セーブ。チームとして65試合目で初セーブとなった。
開幕から続いた0セーブ記録。5月29日に77年・近鉄の39試合を抜き、とうとうシーズンの中間地点まで達していた。
上田利治監督は「やっと初セーブか。やろうと思ってもできる記録ちゃうで。ふがいない記録や」と嘆いた。
初セーブを挙げたのはドラフト1位の伊藤敦。たった2球で日本記録を止めた。
「僕がやりたいと思っていた。マウンドに行ったときには足が震えたけど最後にみんなと握手したときは最高でした」
年間最少セーブの5の記録更新も危ぶまれたが、この年は12セーブ。チームは4位に終わった。
当日のスタメンは次の通り。
(7)ダラス・ウイリアムズ
(4)福良淳一
(3)ブーマー・ウエルズ
(5)松永浩美
(D)石嶺和彦
(9)藤井康雄
(8)熊野輝光
(2)中嶋 聡
(6)弓岡敬二郎
(P)山沖之彦