パットン不在響きDeNA逆転負け 悩ましい助っ人枠…ラミレス監督「仕方ない」
「DeNA5-10広島」(20日、横浜スタジアム)
歯車がかみ合わない。DeNAは先発したマイケル・ピープルズ投手(28)が6回1失点と好投するも、代わりにベンチを外れたパットン不在が響いた。リリーフ陣が打たれ逆転負けを許したラミレス監督は「結果はそうなりましたが、仕方のないこと」と開幕2連敗を割り切った。
1点リードの八回だった。3番手で登板した三嶋は先頭への四球からピンチを招き、代打・長野に逆転の2点二塁打を浴びた。本来はパットンが担う八回に一挙7失点。ピープルズを先発させるためには外国人選手を誰か一人、ベンチから外す必要があった。
オースティンは右肘の張りで送球面が万全でなく、この日もベンチスタート。それでも指揮官は「だいぶ前から今日はパットンを外すと決めていた。オースティンは代打で一番重要な場面で起用すると決めていたので」と迷いなき人選だったことを強調した。
「広島は終盤の粘り強さを持っている」と相手をたたえたラミレス監督。3連敗を阻止するべく、次戦へ頭を切り替えた。