巨人・小林 開幕マスク譲らない!左翼席へ一発放った 大城不在に猛アピール
「練習試合、巨人8-4ヤクルト」(6日、東京ドーム)
ライバル不在の中、巨人・小林がバットで猛アピールした。2点リードの四回2死。カウント1-2から小川のカットボールを振り抜き、左翼席に突き刺した。
「いい感じで打てたかなとは感じていたんで、それがホームランになって良かったです」。三回の先頭で迎えた第1打席では左中間を破る二塁打で出塁し、岡本の決勝3ランを演出。原監督も「見事なバッティングですね」と絶賛し、成長したポイントを説明した。
「悪いときってやっぱりボールに合わせて打ちにいっているというかね。(今は)自分の間合いの中で打っている感じがしますね」
正捕手争いで一歩リードを許している大城は、3日に新型コロナウイルス「微陽性」と判明。現在はPCR検査で2回連続「陰性」の判定を受けているが、この日も東京ドームにその姿はなかった。
昨季まで5年連続で開幕マスクをかぶっているのは小林。今季の開幕投手は長年バッテリーを組んできた菅野で、その座を簡単に渡すわけにはいかない。
炭谷も2安打1打点とアピール。大城も開幕には間に合う見込みで、小林は「出た試合でしっかり結果を出して頑張りたいです」と表情を引き締めた。4年連続盗塁阻止率1位の守備力は球界屈指。打って、打って、正捕手の椅子を奪い取る。