消えた甲子園にプロ野球界も沈痛 王会長「さみしい」松坂「かける言葉見当たらない」

 新型コロナウイルスの影響で夏の甲子園が中止と発表されたことを受け、20日、プロ野球界からも落胆の声が上がった。

 悪夢が現実となり、かつては高校球児だったプロ野球選手にもショックが広がった。

 早実時代に全国制覇を成し遂げたソフトバンク・王会長は「出場経験者としてこんなに寂しいことはありません。選手たちには次の目標に向かって新たな一歩を踏み出してほしいと思います」とコメントした。

 3年時に春夏連覇を達成した西武・松坂(横浜)は「正直、開幕の3カ月前の決定は早すぎるという思いはありますが、中止という重い決断をされた日本高野連、主催者の方々は議論を尽くされたうえでの決定だと思います」とし、球児への思いは「選手の皆さんにかける言葉は正直、見当たりません。本当の苦しさは当事者にしか分からないですから」と語った。

 同じく、3年時に甲子園で春夏連覇を達成したロッテ・藤原(大阪桐蔭)は「驚いて言葉が見つかりません。切り替えて次のステージの目標を見つけるしかないとは思いますが、簡単には切り替えられない」。3季連続甲子園準優勝のロッテ・田村(八戸学院光星)は「本当にショックです。僕のように甲子園出場を目指して親元を離れた選手の気持ちを考えると言葉が見つかりません」と球児を思いやった。

 広島・中村奨(広陵)は3年夏の甲子園で6本塁打を放ち、一躍ブレークした。「甲子園を目指して3年間、野球に全てをかけていた。目標がなくなれば立ち直れないかもしれない」とし、甲子園は「僕の人生が変わった場所」と振り返った。

 3年生にとっては最後の夢舞台が消失。ショックの大きさは計り知れない。その心情を理解した上で、2年夏に甲子園に出場したロッテ・井口監督(国学院久我山)は「どんな言葉も今は無力かもしれませんが、ただ一つ言えることは、人生はチャレンジの連続で、その中で様々な目標設定をしていくということです」と呼びかけ。夏、春と甲子園出場経験があるDeNA・山崎康(帝京)は「簡単にコメントできることではありませんが、ここまで頑張ってきたことは決してムダにはならないと思うので、この先の長い人生、将来に向けて前を向いてほしいと思います」と語った。

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