明徳義塾・馬淵監督、本音は「やらせてあげたい」も中止に理解

 第102回全国高校野球選手権大会中止の可能性が高まる中、U18日本代表監督も務める明徳義塾(高知)の馬淵史郎監督(64)が15日、心境を語った。

 本音はもちろん「可能であれば、やらせてあげたい。(全国の)監督は皆、思っているんじゃないですか」と生徒の気持ちに沿うところだ。が、同時に「(コロナ禍により)亡くなった方もいる中で、やりたいとばかりは言えない。人の命がかかってますから」と、中止の声にも理解を示した。

 同校野球部は現在「練習は2時間。試合形式はできない。寮でも対面の食事を避け、(他部と重ならないよう)班分けして」と、できる限りのコロナ対策を施しつつ、日々を過ごしている状態だ。

 代表監督としては「そういうことを考えられる余裕もないし、今はとにかく、目先のやれることをやっていこうと、それ以外のことは全く考えていない」と、センバツ、そして4月の代表合宿が中止となって以降、活動が止まっていることを明かした。

 正式決定は20日となる見込みで「発表がない限りは、今やれることを」と繰り返しつつも「人生の1ページとして最後まで頑張ろう、という子もいる」と生徒の姿に複雑な思いは隠せない。「なんとか高校野球で身につけた、逆境に耐える精神力で頑張ってもらって」と声を絞り出していた。

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