巨人・田口 故郷に「恩返し」広島にマスク1万枚寄贈 子供の頃に長期入院

 巨人は3日、田口麗斗投手(24)が広島県庁にサージカルマスク1万枚を寄贈したことを発表した。マスクは広島県を通じて同県内の感染症指定医療機関、帰国者・接触者外来設置医療機関等42施設に配布される。

 同僚の菅野や岩隈らが続々と医療現場への支援を表明する中、左腕はコロナ禍で苦しむ故郷のために動いた。球団を通じ「最前線で命を懸けて闘ってくださっている皆さまの力になりたい」とコメント。黒田氏、新井氏(本紙評論家)に続き広島にマスクを贈った。

 「僕自身、子供の頃に長期入院を経験し、病院の方々には大変お世話になり、何か恩返しがしたいと思っていました」。普段はおちゃめな性格でファンを喜ばせるが、今回は故郷の医療従事者へ“男気”ある一面を見せた。

 先発再転向に挑戦中の田口は現在、開幕に向けて個人調整を続けている。「苦しい状況が続きますが、大切な命を守るため、みんなで力を合わせて乗り越えましょう」。思いは一つ。共闘していく。

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