巨人・田口がマスク1万枚寄贈「力になりたい」広島県通じて医療機関へ

 巨人は3日、田口麗斗投手(24)がサージカルマスク1万枚を広島県庁に寄贈したと発表した。マスクは故郷・広島県を通じ同県内の感染症指定医療機関、帰国者・接触者外来設置医療機関等42施設に配布される予定だ。

 以下、田口と広島県の湯崎英彦知事のコメント全文。

 ▽田口

 「新型コロナウイルスの感染が広がる中、最前線で命を懸けて闘ってくださっている皆さまの力になりたいと思い、故郷である広島県の医療機関にマスクを寄付させていただくことにいたしました。僕自身、子供の頃に長期入院を経験し、病院の方々には大変お世話になり、何か恩返しがしたいと思っていました。苦しい状況が続きますが、大切な人の命を守るため、みんなで力を合わせて乗り越えましょう」

 ▽湯崎知事

 「新型コロナウイルス感染症が世界中に拡大し、マスクをはじめとする感染予防資材の入手が困難になっている中で、大量のマスクを寄贈していただいたことに大変感謝しております。今シーズンのプロ野球の開幕日程も決まらない不安な状況の中でも、広島のことを忘れず、ご支援をいただいたことに大変うれしく思っております。広島県でも感染者が増加しており、感染症医療体制の維持が重要な課題となっています。現場の医療従事者や関係者に田口選手のお気持ちをしっかりお伝えすると共に、贈っていただいたマスクを役立たせていただきます」

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