黒田氏&新井氏が“男気タッグ”「僕たちが声援を送る番」広島県にマスク7万枚寄贈

 広島県は1日、元広島の黒田博樹氏、新井貴浩氏(デイリースポーツ評論家)から、マスク計7万枚が寄贈されることを発表した。

 黒田氏は、新型コロナウイルス感染症と日々戦っている、感染予防が特に必要な医療機関などを支援するため、マスク5万枚を寄付。同じく新井氏は2万枚を同県に寄付する。

 黒田氏が所属する吉本興業によると、現役時代から親交のある広島のグッズ会社がマスクを取り扱うことになったことを聞き、協力を得て購入による寄贈を決めたという。吉本興業を通して「現在、目に見えない敵と最前線で戦っていただいている医療従事者、関係者の皆様、またマスク不足で困っておられる皆様に、今度は僕たちが声援を送る番です」とコメントを寄せた。

 2人から寄付されたマスクは、感染症指定医療機関や帰国者、接触者外来設置医療機関など、県内の42施設に配布される予定だという。

 また、新井氏は「自らの命をかけて、ご家族との時間を犠牲にして最前線で戦ってくださっている医療従事者の皆様に心より感謝申し上げます」とコメント。「新型ウイルス感染症対策のため、皆様のお役に立てることはないかと考えておりましたところ、黒田さんよりお声がけをいただきました。現役時代、そして引退してからもかわらずに皆様から温かいご声援をいだたき、感謝しております。微力ながら皆様にお礼の気持ちを込めて応援させていただきたいです」と思いをつづった。

 その上で、「新型コロナウイルス対策の最前線でご尽力されている医療従事者の方々、感染予防が特に必要な方々などのお役に立てていただければ幸いです」とした。

 新井氏は神戸市にも2万枚のマスクを寄付する。

 2016年、カープを25年ぶりのリーグ優勝に導いた2人が、新型コロナウイルスが世界中で猛威をふるう状況下で、再び“男気タッグ”を結成。医療従事者に対する感謝と、愛する広島の街に対する感謝を形にした。

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