高野連「春季大会中止決定は尊重すべき」夏の地方大会への影響の大きさは懸念
日本高野連の小倉好正事務局長(61)が22日、報道陣からの書面による取材に対応。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、20日に青森が中止となり、全国47都道府県すべての春季大会(準決勝以降から打ち切りの沖縄を含む)が中止となったことについて、夏の地方大会への影響の大きさに懸念を抱いた。
「(春季大会中止は)各都道府県連盟がそれぞれの状況の中で最善策として中止を決定されたことは尊重すべきであると思います」
それぞれの決断を尊重した上で、危惧するのは今後のことだ。今年から導入となった1投手の1週間500球の投球制限を想定した試合ができていないことに加え、多くの学校が休校措置をとって練習ができていないことだけでなく、野球部員登録ができていない状況にあるという。
そのため小倉事務局長は「これらのことからしても加盟校、野球部員にとって影響は大であると言えます」と話した。5月20日には第2回の選手権運営委員会が開催されるが、夏の地方大会の開催も不安視される状況だ。