オリックス西村監督 守乱に危機感「内野が足を引っ張った」内野手全員で居残り特守
「オープン戦、オリックス4-6阪神」(15日、京セラドーム大阪)
オリックスはオープン戦4連敗で終わった。特に阪神との3連戦はすべて逆転負け。宜保、中川の失策や重盗を決められるなど記録に残らないミスも連発。西村監督は怒りを押し殺すように話した。
「内野が足を引っ張った。あまりにも多かった。オープン戦最後の3連戦でしっかりとした形のものを出していかないといけなかった。開幕までにやっていかないと去年と同じ結果になってしまう」
試合後には慌てて、風岡内野守備コーチの下、内野手全員で一、三塁の場面を想定した挟殺プレーを繰り返す特守を行った。
昨季の最下位から“変革”をテーマに掲げ、キャンプから臨んだ。ところが、オープン戦13試合で10失策。ミスから失点を重ね、勝ち星を逃した。先発、リリーフともに駒がそろわず、味方のミスを消せる投手力も現状では整備できていない。
幸い、開幕まで時間がある。「課題はたくさんある。つまらないミスを直していかないと同じ結果になってしまう」。指揮官は危機感を募らせていた。