ヤクルト高橋奎二 4回1/3を2失点6奪三振 先発ローテへ大きくアピール

 「オープン戦、西武-ヤクルト」(15日、メットライフドーム)

 ヤクルトの先発・高橋奎二投手(22)が、アピール投に成功した。4回1/3を投げ、4安打2失点。最速148キロの速球に、緩急をつけたチェンジアップを生かし、6奪三振に斬って取った。

 味方が1点を先取した直後の三回1死一塁でクリーンアップを迎えるた。森の打席で源田に盗塁を許し、1死二塁とピンチ拡大。ここで森、山川をチェンジアップで2者連続三振に斬って取った。

 ここまでの実戦は苦しみ続けてきた。安定しない制球で、球数を要しても抑えることができず。前回7日のロッテ戦では、2回6失点。4四球が絡んだ満塁弾を浴びるなど、結果を残すことができないでいた。だが、高津監督も期待を寄せる若き左腕だ。指揮官の思いに懸命に腕を振った。

 スキのない強力西武打線を相手に、初戦を開幕投手を任されている石川が5回1失点。2戦目の小川も5回1失点で続いた。ヤクルト先発陣の“三本の矢”が、順調な仕上がりを見せてきた。

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