日本ハム吉田輝と斎藤 センバツ中止に球児らを思う
かつて甲子園を沸かせた日本ハムの吉田輝星投手(19)と斎藤佑樹投手(31)が12日、選抜高校野球大会が中止になったことに言及した。
「相当きつい思いをして取った(出場)権利なので、ちょっとかわいそうだなと思います」と吉田輝。甲子園出場は金足農3年だった18年夏のみだが、自分と年齢が近い球児が傷心なのはよく分かる。「僕だったら夏を目指す前に一回気持ちが途切れますよね」。夢を閉ざされた出場校の心中を思いやった。
早実で2006年の大会に出場した斎藤佑は、教育リーグ・DeNA戦(横須賀)で登板した後にコメント。「彼らの心中を察するにあまりあるか」と聞かれ「そうですね」とうなずいた。
自らの経験から、甲子園出場に大きな価値があるとみる斎藤佑。球児たちの落胆を痛いほど理解するだけに、「彼らの気持ちを思うと…。前を向いて頑張れとは言えないです」と心中を思いやった。