センバツは!?決断迫られる高野連 11日に臨時委員会、無観客での開催可否決定

 第92回選抜高校野球大会(19日開幕予定・甲子園)を史上初の無観客での開催で準備している日本高野連・小倉好正事務局長(61)は9日、都内で開かれた「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第2回会合に出席した。オブザーバーのため発言はせず。「大変参考になりました」と、協議内容を開催可否の決定へ生かす考えを明かした。

 11日の臨時運営委員会で、無観客での決行か中止か判断する方向に変わりないことも明言。地方の高校野球ではこの日までに東京1次予選、四国大会や愛媛大会、高知大会が中止。「すべての情報を得た上での判断にはなる」とあらゆる情勢を考慮し、開幕延期の決まったプロ野球とは関係なく同連盟独自で決断する姿勢を示した。

 「11日に向けて準備をしていけたら」との一方で、当日の決断が最終判断とならないことも示唆した。仮に開催を決めて以降、状況が変われば再考の可能性も残される。いずれにせよ球児や関係者の感染リスクを防ぐ対策を練りながら、開催可否を探っていく。

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