日本ハム・上沢 復活へ上々!愛する娘のために…キャンプ中にも傾斜投球再開へ
左膝手術からの復活を目指す日本ハム・上沢直之投手(25)が13日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主トレし、6割の力でキャッチボールを行うなど順調な回復経過を見せた。「平地であれだけ投げられたら、キャンプ中にも投げられる」と傾斜を使った投球へのメドも立てた。
自身初の開幕投手を務めた昨季。大きな活躍を期待されたが、6月18日のDeNA戦で左膝に打球が直撃し、左膝蓋(しつがい)骨を骨折。術後は懸命のリハビリを続け「(左足の)力は5割ちょっと。8割ぐらいが一つの物差しになってくる」と険しい道のりは続くが、ようやく視界が開けてきた。
最大の活力は昨年11月に誕生したまな娘の存在。トレーニング後は自宅に直帰し、イクメンに変身。「家にいるときは僕が見る。(妻が)1人だと大変だと思うので、頑張ってます」。おしめの取り換え、寝かしつけも「楽しみ」ながら協力しているという。
愛する者の存在を糧に、目指すは2年ぶりの2桁勝利。育児も極めながら、復活の階段を力強く登っている。