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巨人期待の「新星」候補は…名伯楽が太鼓判を押す“オリ吉田2世”、怪力ドミニカン

 セ・リーグ連覇を狙う巨人。戦力の底上げを図るうえで、欠かせないのが若手の台頭だ。2020年、ブレークが期待される選手はいるか。昨季まで巨人でファームの巡回打撃コーチを務めていた内田順三氏に聞いた。

 「野手で話をするけど、まずは山下。高卒だけどコンタクトにたけていて、ボールを捕まえるのが上手。振る力もある」。山下航汰は2018年の育成1位。2軍で結果を残し、7月に高卒1年目で支配下登録。1軍ではプロ初安打もマークした。2軍では90試合で打率・332、7本塁打、40打点の成績を残し、ファーム首位打者に輝いた。

 174センチと上背はないが、パワーも備えた左打ちの外野手。内田氏は「本人に言っていたのは『お前を見ているとオリックスの吉田のようだ』と。本人も目指している。高卒の選手にしては自分の打撃理論も持っているし、非常に楽しみ」と、期待を寄せる。

 次に名前を挙げたのは、18年ドラフト2位の増田陸。昨季は左手首手術でリハビリ期間が長かったが「思いきりがいい。スイングアークの幅の広さも魅力的だし、何より性格も負けん気の強さがある。鈴木誠也の1年目とダブるものがある」と評価する。

 広島、巨人で数々の強打者を育てた名伯楽は「誠也はうまくいかない時やゲームで失敗した時、目を切らずにこっちを見てきた。増田も久しぶりに反骨心を持った選手。こうした要素は、プロで成功するためには非常に大事だと思う」と、ハートの強さに太鼓判を押す。

 育成選手にも逸材がいる。「化けたら面白いのはモタ。G球場でもバックスクリーンの上に当てる選手はなかなかいない。破壊力、飛距離はケタ違いだよ」。ドミニカ出身のイスラエル・モタは右打ちの外野手。入団1年目の昨季は2軍で22試合に出場し、打率・313、1本塁打、6打点だった。

 今季、巨人はメジャーで実績のあるパーラが加入する。外国人枠の争いもし烈だが「モタは変化球でやられることも多いと思うんだけど、誰もが通る道。実戦で、どれだけ使うかだと思うんだ。今は年俸200万そこそこの外国人だけど、広島でも外国人が育成から戦力になっているから」と、粘り強く育成することを願う。

 打力が向上している捕手の岸田、俊足が売りの松原も期待値の大きい選手。今季、新たなスターが生まれる可能性は十分にある。

 ◆内田 順三(うちだ・じゅんぞう)1947年9月10日生まれ、72歳。静岡県出身。現役時代は左投げ左打ちの外野手。東海第一から駒大を経て、69年度ドラフト8位でアトムズ(現ヤクルト)入団。75年日本ハム移籍。77年ヤクルト移籍後、82年限りで現役引退。通算成績は950試合485安打25本塁打182打点、打率・252。83年以降は2019年まで広島、巨人で1軍打撃コーチ、2軍打撃コーチ、2軍監督などを歴任した。

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