ヤクルト・五十嵐、目指す岩瀬氏超え 1000試合登板に照準

 ヤクルト・五十嵐亮太投手(40)が9日、東京都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、倍増の4000万円プラス出来高払いでサインした。今季は日米通算900試合登板を達成。今後は元中日・岩瀬仁紀氏しか達成していない1000試合登板に照準を定めた。

 10年ぶりに古巣復帰した今季は45試合で5勝1敗4ホールド、防御率2・98。それでも「もう少しできたのではと若干の後悔がある」と貪欲だ。41歳となる来季も「最低50試合」とノルマを設定した。

 現在の通算登板数は905。来季のノルマをクリアすれば、21年シーズンでの“大台到達”も見えてくる。「みなさんに言われて『意識しろよ!!』という圧力を感じる」と冗談めかしつつ「期待に応えられるように目指していきたい。岩瀬さんは抑えとして尊敬する投手」と目線を上げた。

 今月中旬から約1カ月、温暖な海外で自主トレを予定。例年より早い来季開幕に備え、投球メニューを増やす考えだ。「150キロ以上は投げていたい」というベテランに、老け込む気配は感じられない。

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