松坂加入で西武・辻監督「集大成だと思って頑張ってくれる」松井2軍監督も喜び
西武は3日、中日を退団した松坂大輔投手との契約合意を発表した。ポスティングシステムで大リーグ・レッドソックスに移籍した06年以来、14年ぶりの古巣復帰となった。
松坂の入団を受け、辻発彦監督と松井稼頭央2軍監督がコメントを発表した。両者のコメントは以下の通り。
辻監督「彼にとってはプロ野球生活をスタートしたチームですし、集大成だと思って頑張ってくれるだろうと思っています。後輩の手本になってほしい、と言うつもりはなく、自分のことを一生懸命頑張ってくれる姿が、結果として後輩たちの手本となり、そしてチームの勝利に貢献してくれれば、と期待しています」
松井2軍監督「大輔の復帰を聞いて、率直にうれしく思います。そして、この日をライオンズファンの皆さんも、大輔本人も楽しみにしていたのではないでしょうか。1999年、本当にとんでもないルーキーが入って来た、と感じたことを思い起こします。球の速さだけでなく、すごいものを持っていました。衝撃を受けましたね。大輔にはまず、おめでとうと言いたい。僕は2軍監督なので立場は違いますが、また同じライオンズのユニホームでやれることを楽しみにしています」
西武は今季リーグ連覇を果たしたが、CSファイナルSでは2年連続でソフトバンクに完敗。チーム防御率4・35はリーグ最下位と課題は明確で、経験豊富な松坂の加入で投手力の底上げを目指す。
松坂はこの日、西武を通じて「この度、14年ぶりに埼玉西武ライオンズに復帰する事になり大変うれしく思います。プロ野球選手としてのスタートであり、育ててもらった所沢、そしてライオンズファンの皆さんの前で再び野球が出来ることをとても楽しみにしています。リーグ3連覇、日本一を目指すチームの力になれるよう努力していきたいと思います」とコメントした。