高校野球で申告敬遠が適用 球数制限と同じく20年シーズンから
日本高野連は29日、大阪市内で理事会を開催し、来春のセンバツから「1人の1週間の総投球数を500球以内」とする球数制限の導入を発表した。3連戦を回避する日程の設定と合わせて、来年度のシーズンインより日本高野連、各都道府県連盟主催の公式戦で適用する。
この日の理事会では球数制限と同様、来年度のシーズンインより「申告故意四球」(申告敬遠)をルール通りに適用していくことも決定された。
この規則は、18年1月のプロ・アマ合同の日本野球規則委員会で導入が決定。同年からプロ野球でも行われていたが、その時点では高校野球での導入は、3月からの公式戦に間に合わないことを一つの理由として見送られ、今年度も導入されないままだった。
球数制限とは別に、今年度初めの段階から、ルール通りに申告敬遠導入の方向について話し合われてきたところ、この日の発表となった。なお、申告敬遠は「1週間500球」の球数制限にはカウントされない。