金足農・中泉監督「野球が変わる」高校野球で球数制限導入…指導者からさまざまな声

 日本高野連は29日、大阪市内で理事会を開催し、来春のセンバツから「1人の1週間の総投球数を500球以内」とする球数制限の導入を発表した。3連戦を回避する日程の設定と合わせて、来年度のシーズンインより日本高野連、各都道府県連盟主催の公式戦で適用する。

 日本高野連の投球数制限実施の決定を受け、指導する監督からはさまざまな声が上がった。今夏の甲子園大会で初優勝に輝いた履正社・岡田龍生監督は高校入学前からの故障防止の重要性を訴え「肩、肘のけがで将来、野球を断念することがあってはならない」と語った。

 明徳義塾・馬淵史郎監督は「1試合の制限だと投手の代え時が難しくなるが、1週間なら計算できる」と500球の球数に理解を示す。また「時代の流れで何かが決まるときは批判も賛成もある。1人の投手で勝てる時代でなくなったということだ」と話した。

 昨夏の甲子園大会で吉田輝星投手(現日本ハム)を擁して準優勝した金足農・中泉一豊監督は「やってみないと分からない。野球が変わるイメージがある。(制限によって)投手の心理が変わってくる」と困惑した様子だった。

 日大三・小倉全由監督も500球の制限には同意。ただ、3連戦を回避する日程には「部員が少ないところはどうしても連投しないといけなくなる」と指摘した。

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