稲葉侍、初黒星 前代未聞!予告先発変えた米国にやられた~

 「プレミア12・2次ラウンド、日本3-4米国」(12日、東京ドーム)

 野球日本代表「侍ジャパン」が米国に惜敗し、今大会初黒星。2次ラウンドの対戦成績は2勝1敗となった。試合直前に米国が予告先発を変更したため、打線を急きょ再考。最後まで攻撃のリズムをつかめなかった。敗戦の中、この日29歳の誕生日を迎えた浅村栄斗内野手(楽天)が3安打3打点と意地を見せた。13日には全勝のメキシコと対戦する。

 あと1点が遠かった。1次ラウンドから連勝を続けてきた侍の進撃が止まった。米国相手に1点差での痛恨の敗戦。逆転勝利を信じて声援を送るドームのスタンドからはため息がもれ、ベンチの稲葉監督は天を仰いだ。

 「選手は全力を尽くしてやってくれた。結果はすべて私の責任。選手はよくやってくれたと思う」

 試合後の記者会見場。浅村とともに臨んだ指揮官は真っすぐ前を見据え、責任を背負った。中盤以降、自軍が好機を築くと相手ベンチは投手を交代。細かい継投で目先を変えられ、主導権を奪うには至らなかった。

 試合前に戦略の軌道修正を余儀なくされた。試合開始3時間前になり、米国の先発が「コンディション不良」によりハウルからマーフィーに変更されたことが発表された。米国のチーム関係者によると、ブルペン待機した前日の韓国戦で球数を多く投げ、疲労が残ったため間隔を空ける必要があったという。

 その代役先発のマーフィーに3回を無安打投球されたことも、流れをつかみ損ねた一つの要因となった。影響について指揮官は「特に戸惑いはなかった」としつつも「どっちにしても初見の投手なので」と悔しさをにじませた。

 打線につながりが生まれていない現状もある。この日は吉田、坂本がブレーキとなり、指揮官は「打線の組み方、そこもこれからもう少し考えていく必要があるのかなと思っている」と思案を巡らせた。13日は全勝のメキシコとぶつかる。引きずらずに戦っていくしかない。

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