中日・育成ドラ1松田「山本昌さんのように」支度金200万円で仮契約
中日から育成ドラフト1位で指名された松田亘哲投手(22)=名大=が11日、名古屋市千種区の中華料理店「ピカイチ」で入団交渉を行い、支度金200万円、年俸300万円で仮契約した。竜党が集う名店に報道カメラ8台、報道陣30人以上が取材に訪れるという異例の注目の中、プロへの第一歩を踏んだ。
地元のファンに愛される選手に-。球団の思いが込められた門出の場所で松田は「長い年数プレーできる選手を目指していきます。ケガをしない選手でイメージするのは山本昌さん」と、50歳までマウンドに立ち続けた竜のレジェンドを理想像に掲げた。
名大から初のプロ野球選手。旧帝大に幅を広げても元中日・井手峻さんを含め8人しかいない。最も白星を挙げたのは、旧帝大出身で初めてプロの門をこじあけた新治伸治(元大洋)の計9勝。松田も「旧帝大出身選手の中でゆくゆくは一番になりたいという思いは持っています」とちょっぴり色気を見せた。