駒大、上野の1安打完封で1部残留決定

 「東都大学野球・1部2部入れ替え戦、駒大2-0拓大」(10日、神宮球場)

 駒大が連勝で1部残留を決めた。1部所属時では初先発となった上野翔太郎投手(4年・中京大中京)が1安打完封。「時間の流れるスピードが速い、そういう感覚」という中での快投で後輩たちへ最高の置き土産を残した。

 最後の打者をこの日110球目となったボールで見逃し三振に斬ると、上野が拳を作ってほえた。1部残留が懸かった大事な試合で先発に抜てきされ、最高の投球を披露。「僕はもうみんなに『完封する』と。それぐらいの気の持ちようで。やっと4年生らしいことができた」と、充実の表情で大学ラストゲームを締めくくった。

 高校時代では侍ジャパン高校代表に選出されると、U18W杯のエース格として準優勝に貢献していた。華々しい経歴から一転、駒大では故障の影響もあってリーグ戦デビューは昨秋。初勝利も救援として今秋に挙げたばかりだった。

 「(来季は)優勝の懸かった試合を期待したい」と後輩へエールを送った。自身は社会人野球に進む予定。「社会人に行ったらレベルが上がりますけど、通用するように」。最高の手応えとともに、次なる舞台へ挑む。

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